鎮痛薬が効かない場合には、その理由があります。それを理解したうえで、自分の頭痛に合う薬、合わない薬を覚えましょう。


■エルゴタミン系製剤

エルゴタミン系の治療薬は、頭痛がおこりそうな時や頭痛が起きた時にすぐ飲まないと、充分な効果が得られないのが特徴です。

前兆があらわれたときすぐに1~2錠服用します。30分以内に効果がなければもう1錠。効かないからといってそれ以上飲んでも効果はなく、また偏頭痛以外の頭痛にも効果はありません。発作の時だけ飲む薬で、常用は危険。1日6錠以上、あるいは1週間に10錠以上のまないようにします。

副作用は発疹、かゆみ、手足の先の痛み、吐き気や嘔吐、胃腸障害、めまい、手足の脱力感などです。血管収縮剤ですので、心臓病や動脈硬化の人、肝臓や腎臓に障害のある人、緑内障の治療を受けている人、妊娠や授乳中の人などは服用できません。


■トリプタン系製剤

発作の際に脳の血管の拡張を抑え、また痛み物質(神経伝達物質)の放出を抑えるため、血管の炎症も抑えます。痛みがおこってから使用しても、効果があるのが特徴です。

トリプタン系製剤の効き目が十分でなかった場合や、長く痛みが続く場合は、同じ種類のトリプタン製剤を最初の服用から2時間後に再度服用します。

トリプタン系の副作用には、嘔吐、吐き気、めまい、眠気、脱力感などがあります。また、血管収縮剤ですので、心臓病の人、動脈硬化のある人、肝臓や腎臓に障害のある人、てんかんや痙攣をおこしやすい人などは、服用に注意が必要です。



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