偏頭痛がおこったときに対処するだけではなく、普段の生活のなかで、偏頭痛をなるべく防いでいくのも大事なことです。


■目と耳の防御法

光がまぶしかったり、うるさい音が聞こえたりすると、偏頭痛がおこったり痛みが増したりします。普段から光と音をコントロールして、偏頭痛に影響しないよう防御するのも大切なことです。

<光対策>
日差しが強いのに外へ出る場合は、必ずサングラスで光を防ぎましょう。車の運転もサングラスをかけて。赤系のサングラスを用いると、頭痛の頻度は74%減ります。オレンジや茶色でもOK。青系のサングラスは、逆に頭痛を22%増加させてしまうという研究結果が出ています。

<音対策>
周囲の雑音が気になる場合は、耳栓も効果的です。高音域の音をシャットアウトしてくれたり、商品によっては高音域・低音域の音両方をブロックして、人の声や電話の音は通してくれるものもあります。

<その他の対策>
パソコン画面を見続けるような仕事をしている人は特に、疲れた目を休めるようにしましょう。合間に外を見るだけでも、眼にも気持ちにも有効です。


■偏頭痛によい食品

<緑黄色野菜>
緑黄色野菜には、マグネシウムやビタミンB2がたくさん含まれています。

マグネシウムには、血管の収縮を抑え、血小板が凝集するのを防ぐ効果があり、偏頭痛患者の30~50%はマグネシウムが不足しているというデータがあります。マグネシウムを多く含む食品には、玄米・大豆・黒豆・ひじきがあり、納豆・豆腐・味噌などの大豆製品にも豊富に含まれています。

ビタミンB2はミトコンドリアの働きを助けるため、偏頭痛を必ず発症するミトコンドリア病に有効です。偏頭痛患者に対しても、頻度が減って頭痛が軽くなるなどの効果がみられます。うなぎ・レバー・サバ・納豆・海苔などに多く含まれています。

<コーヒー>
偏頭痛治療薬にはカフェインが配合されています。カフェインは17世紀から偏頭痛の薬として認められていました。

しかし、カフェインを摂り過ぎると依存症となり、一日500mg以上(新基準では1日200mg以上)を連日摂ると、カフェイン禁断性の頭痛がおこります。最近はコーラやドリンク剤だけでなく、かぜ薬や鎮痛剤にもカフェインが含まれていて、うっかり摂り過ぎることも多いので気をつけましょう。


■サプリメントの活用

なるべく薬に頼らないために、食事療法のほか、サプリメントも有効です。

<ハーブ>
・西洋フキ(バターバー)

主成分のペタシンは、ロイコトリエンの分泌を抑えて鼻炎の症状を緩和したり、脳内血管の状態を整えたり、抗炎症作用があります。

・ナツシロギク(フィーバーフュー)

主成分のパルテノリドは、血小板の凝集を防ぎ、セロトニンやヒスタミンなどの炎症物質放出を抑制します。

<栄養成分>
食事で補えない場合には、栄養成分をサプリメントで摂取することもできます。

・マグネシウム
・ビタミンB2


■偏頭痛とつきあう法

偏頭痛のつらさは、なったことがない人にはあまり分かってもらえません。

「どうせ誰にも分からないんだ…。」
「私さえ我慢してれば…。」

そんな言葉であきらめてしまっていませんか?

対処法の少なかった以前と違い、昨今は効果的な治療薬も承認され、偏頭痛の治療環境は格段によくなっています。とはいえ日本は欧米にくらべ、頭痛を正しく診察できる医師はまだまだ不足しているとか。頭痛ごときで医者なんて…と思わず、ネットやクチコミなどで頭痛診療のできる医師を探して、受診してみましょう。

偏頭痛はつらいけれど、治療法や予防法がわかっていれば、うまく向きあっていける病気でもあります。気を楽にして、偏頭痛とつきあっていけるといいですよね!



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